8月6日 よかった

イラクに派兵されたアメリカ兵の行動規範は「交戦規則」に定められていて、
2003年の時点では
「自衛の場合を除き、民間人や病院、モスクなどを標的とし、攻撃してはならない」と
書いてあったんだって。


でも、時間が経過し、戦況は悪化し
場面場面で「交戦規則」は大きく揺らぐようになったんだって。

2004年のある作戦で、
「交戦規則」は「路上にいるものはすべて敵の戦闘員と見なせ」に変わってたんだって。

そしてその後、「路上にいる者は撃て」に変わったんだって。



帰還兵の中には、バーベキューが苦手になる人も多いんだって。

肉が焼ける臭いで戦場を思い出すからだって。




最近日本でも無差別殺人が多いですが、
「誰でもよかった」ってのはほんとに怖いし、不気味だと思いました。





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でも、
「誰でもよかった」とか「ネットで無視されたから」っていう犯行理由を
「理解できないよ、そんなの」と断絶してしまうことにはちょっと抵抗あります。


踏み逃げされて怒っちゃう精神構造ってものすごく不気味だけど
でもそれをわかってあげなきゃいけない気がします。


「いつでも誰かがあなたのことを見ているよ〜♪」と歌う癒しソングを聴いて
「じゃあ誰からも見られていないワタシの存在って何?」と落ち込む人の気持ちを
汲んであげなきゃいけないような気がします。








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っていうのを、もっと明快に表現したいけど、僕にはできないなあ。そんな力はないよ。。




芸術家とか小説家とか映画監督ならできるんだよな〜。





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映画を見ていると、
悪役が最後、ものすごく残忍な殺され方をすることがよくあります。



例えば「オリバーツイスト」がそうなんですけど
悪役は最後、首にロープが巻き付いて首吊って死んじゃうんですよ。


それまで感動!お涙頂戴!って感じで
いかに観客の要望に応えるかってことでストーリーが進んでいる最後で
そんな審判の下し方されると

「こういう残忍な殺し方をお望みなんでしょ?逮捕されるだけじゃ満足しないんでしょ?」
って言われてるみたいで不快。


そんなの全然望んでない。


だから「オリバーツイスト」は好きじゃないし、何に対して涙を流せばいいのか全くわからない。