11月21日 1日目

先日、仙台市は若林区にありますRerootsさんのところに行ってきました。

厚手のゴム手袋 、長靴、防寒&作業用ジャンパーに加え、
雨が降ることはわかっていたのでレインコートも買いました。
長靴がかさばりますね。
鞄パンパンでした。


集合が朝の8時半なので、前日の夜に仙台に入りました。
ホテルで寝まして、
6時半に起きて、用意をして、市バスに乗って30分ほど、Rerootsさんの建物に到着。

朝礼で、Rerootsの概要とRerootsが目指すことを、スタッフさんが話してくれました。
こういうことをキッチリと教えてくれると、やりがいが生まれるし、やる気も出てきますね。

この日集まったボランティアはたぶん、80人くらい。
ザッと見ただけだから正確な数ではないけど。

会社で参加しているグループもいました。
4社くらいが来ていて、それぞれ20人くらい。
あとは個人で来てる人が10人くらい。
てことは全部で90人くらいか。


*****


誰がどこのボランティア先に行くのかが割り当てられまして、
Rerootsに置いてある自転車に乗って移動です。

パンクしている自転車もあるので、パンクしてないのを選びます。

























知らない人たちのあとをつけて、10分ほど。
自転車を漕ぎます。
寒い寒い。























僕は↑この畑のグループに入りました。
「小さい畑だな」という印象を持つ広さです。

津波で流れてきた瓦礫でグチャグチャになっていた畑。
大きな瓦礫は、公的な力によって撤去されましたが、
土の中に眠っている、石やガラスや木片やプラスチックなど、もともと畑になかったものは手作業で取っていくしかありません。

石などの固いものがある状態で、トラクターで耕すと、トラクター壊れちゃうらしいので、石とか取らないと農作業ができないわけです。
農作業できないとお金儲けできないだろうし。お金なかったら生活できませんね。

「よっしゃ、石取るぞ!」ってことで
スコップをザッと畑に差しまして、土掘り返しまして、石とかないかどうか目と手で調べまして、あったら石を拾って集めます。

ゴミは分別して捨てなきゃいけないので、石やらガラスやら木片を同じところに集めてから、分別作業をします。

僕は分別係ではなかったので、何種類に分別したのかは知りません。
でも分別も大変そうでした。


50分やったら10分休憩です。
自分で持ってきたお茶を飲んだりします。

仙台はほんとに寒くて、僕はヒートテックを上下着て、さらにジャージを着て、ジャンパーを着ていました。
それでも寒いと思っていましたが
作業をし始めると、すぐ熱くなって汗が出てきました。
20分くらいでジャージは脱ぎました。

 2時間目あたりで、疲れができまして、「家に帰りたい」と思いましたが、
 「50分やったら10分休憩」というのは素晴らしいシステムで
もう限界と思った頃に休憩がやってくるし、
10分休憩すると気力体力もかなり回復します。
作業が乗ってくると「休憩なんていらねえやい」という気持ちにもなります。
(でも休憩します)



上の写真の畑を、15人くらいで担当しました。

「夕方前くらいには終わっちゃうんだろうな〜」と思いましたが、なんとビックリ。
一日やって半分くらいしか終わりませんでした。
ホントにビックリ。
当然、畑ってここだけじゃなく、すんげえ広いので、とんでもないことだなと思いました。

やっぱ、ボランティアってまだまだ必要なんだな。。。と体で感じました。




















畑でのボランティア作業っていったいどれほど大変なものなのだろうかと恐れていましたが、思っていたよりは大変ではなかったです。
そりゃ疲れますけど、基本的に気持よく作業できたので、終わったあとは爽快感がありました。

初めてボランティアに参加する人も多かったので「自分なんか役立てるかどうかわかんないけど、塵も積もればの塵の一粒になれたらいいかなと思って……」って感じの冷静で身の丈知ってる気持ちの方も多かったです。
僕もそのひとりでした。

たしかに僕は塵の一粒でしたが、
広大な畑のほんっっっっっっっっっの一部しか完了できなかったことを思うと、逆に(?)有意義な塵の一粒にさせてもらえたなと思いました。