8月16日 今月の鯨

下高井戸シネマと言えば、 15年ほど前に閉館の危機に遭いながらも、地元の人達の「地元から映画の灯を消してはならない」という実行力を持った希望が結実して、新会社が設立され新生「下高井戸シネマ」が生まれた、というメルヘンな映画館でございます。


存在を知っていたものの実際足を運んだのはこれが初めて。



















家を出て、こんな感じの直線道路を自転車で走って下高井戸駅周辺で迷子になって交番で「下高井戸シネマどこですか!」って質問してやっとたどりつきました。






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てことで、 八月の鯨観ました。

いま、映画館で観られたってのは最高だったな〜。
淡々とした会話劇だけど、ひとつひとつの動作やセリフに(老化による)不自然さがともなって緊張感とある種の可笑しみにあふれていて、「ありふれた夏の思い出」のような、はたまた「人生の真実」のような、あ〜あ〜あ〜、つまりは「いい映画」なのでした。

リリアン・ギッシュのかわいさ、きれいさったら、人間みなあこがれるね。















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下高井戸シネマ。
モーニングショーだったし、お客さん4人くらいのチョー空いてるんだろうと思っていたら、びっくり。
9割型席は埋まっていました(総座席数126席)。
僕は一番うしろの臨時のパイプ椅子に座りましたよ。

1987年の映画ですよ。「八月の鯨」。
もう30年も前。
それが大ヒットしてるわけですよ。

ニュースになるんじゃないかな。