10月7日 おおかみこどものソーセージとつけ麺

おおかみこどもの雨と雪 観ました。


雲や車や草花や水やエキストラは3DCGなんですね。

いくらジブリががんばって雲を描いても、それを動かすとなるとただ単純に横移動させるしかないんだけど、3DCGであれば雲が「形を変えながら流れていく」のを描くことができます。

冒頭の花が揺れるシーンも水彩画のようなのにフッサッフサ揺れていて目を奪われました。車もカーブする様子を何台も描ける。


近年、実写映画でも背景はほとんどCGだったりするわけだから、アニメでも背景を3DCGにするなら、実写とアニメがほとんど変わらないものになってしまいますね。

このおおかみこどもの雨と雪なんて、いまなら全然実写で普通にできますもんね。
おおかみに変身するシーンだってそんなに驚くほどのCGシーンにもならないでしょう。

映画を作るときって「実写を作ろう」「アニメを作ろう」って最初からどっちかを決めてる場合が多いでしょうけど、ストーリーが最初にあってこれを「実写」でやるか「アニメ」でやるか、どっちの表現の方がストーリーが伝わるかを考えていくようになるといいかと思います。


絵を実写のようにリアルにしていくのなら、出演者の演技もそれと同じだけリアルにしていただきたいです。
どうしてもアニメの場合、(アフレコは別として)出演者の演技に人間味や深みや個性を出すのは難しいと思うんですが、そこもやってもらわないとただ絵をリアルにするだけでは、逆に薄っぺらさが強調されてしまいます。


そういう意味ではアニメってまだまだ黎明期なんじゃないかと思いました。
まだまだ試行錯誤しきれていないし、観客もまだ飽きてない。
いろんなパターンのアニメが商業的にも成功するような状況になってくれば、きっとホントの意味でアニメと実写に境界線がなくなるのではないかと思います。

昔よくあった、ロジャーラビットやピンクパンサーのようなアニメの実写が融合した映画、あれらはアニメなのか実写なのか。実写の人間がひとりでも出ていれば実写なのか。
ロバートダウニーjrのアイアンマンやパシフィックリムは絶対にアニメではないと言い切れるのか。



ちなみに、 おおかみこどもの雨と雪 面白かったです。
途中寝ちゃいましたが、最後泣きそうになりました。
アニメだからこそ感動できたんだと思います。















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ソーセージいっぱい食ったあとつけ麺食った。

死ぬかと思った。